マットの劣化
牛糞や鶏糞に代表される肥料にはアンモニアが多く含まれます。
幼虫マットにはこのアンモニアが少ないほうがいいのではないでしょうか?
もしくは、アンモニアから生成される硝酸化合物が少ないほうが・・・??
これは、使用済みのマットを幼虫達が嫌うことから思いつきました。
幼虫達の排泄物には、アンモニアがたくさん含まれているはずです。
使用済みのマットの何を嫌がるのでしょうか?
劣化?マットの劣化とはなにがどうなってどうするから嫌うのでしょうか?
これを解明することにより劣化のしにくいマットができるのではないでしょうか?
たとえば、アンモニアが嫌うための主要成分だとしたら、
どうすればその増加を抑えることにつながるのでしょう?
飼育していないマットも程よい水分で長期間放置すると劣化?します。
そうやって長期間熟成?劣化?させた黒々したマットでも内容次第では十分役割を果たしてくれます。
半発酵状態で飼育に使い、見た目まだまだ黒々していないマットでも使用済みの烙印が押され、幼虫達は見向きもしなくなりますよね。
この違いはなんでしょう?
やっぱり、排泄物が関係してくるのではないでしょうか?
よし、アンモニア削減計画です!
でもアンモニアって大事な窒素分です。
・・・・。
どうしましょう?
まあ、糖質やタンパク質、核酸にも窒素分は多く存在するのでそれは置いときましょうか。w
牛糞組成を検出するときには酸性(pH4~5)にしてから成分検出をするそうです。
なぜそうするかって?
サンプルを抽出するとき乾燥してアンモニアがかなりの量失われるそうです。
じゃあ、アンモニアを減らすためには酸性で無い状態で乾燥させましょう!
アルカリ性なら、なおよいかも。
で昔は乾燥すると有用な菌が死んで良くないんではないかと思っていましたが、今は違った考えをもっています。
ですので、マット保管は天日にさらしてバッキバキに乾燥させて保存してます。
購入した市販マットもとりあえず乾燥です。
菌は乾燥させることによって休眠状態となります。
これは、生の栄養と同じことなのです。(とおもっています)
乾燥させて全部菌が死んでしまうかというと死にません。
嫌気性菌もそう簡単に全滅しません。
そして、発酵させたマットは少なからず、アンモニアを含んでいます。
これは、発酵を行なった微生物の排泄物です。
これらも乾燥させて飛ばしましょう。
もしくは、75℃以上に温める。
こうすれば、アンモニアは気化して飛んでいくようです。
微生物達もたくさん死にますが、
高温菌はこの温度で休眠状態にはいるので
気にせず温度を上げましょう!
しかも、カルメラ・メーラード反応で、易分解性の糖質が変性して、より安定したものに変化するためです。
この2点で、アンモニアは確実に減らせることでしょう。
硝酸化合物を減らすのはどうしましょう。
この硝酸化合物が増えるとpHが大幅に酸性に傾きます。
でも、この場合pH緩衝作用のあるものをたっぷりと使えば回避できるかもしれません。
硝酸化合物は成長のマイナス要因になるかどうか疑問ですが、硝酸化合物になる前段階のアンモニアを少なくすることで回避しましょう。
硝酸化合物よりも都合の良い窒素源は、たくさんあるはずです。
失敗談:アンモニア・硝酸とも水には可溶です。
そのため使用済み発酵マットを水洗いし、乾燥後、栄養を添加して幼虫を投入しましたが、このマットを嫌うものもいます。(笑。
結構、いいアイデアだと思ったのに・・・。
自然界は、雨で何度も水洗いされている状態ですからね。
2004.07.20
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