めだかについて

カブトムシ大型化研究室> めだかについて

めだかは、金魚とならんで最も多くの家庭でペットとして飼育されている魚のひとつです。ペットつながりと言うことでめだかについて調べてみました。

めだかとは

めだかは、動物界/脊索動物門/脊椎動物亜門/顎口上綱/条鰭綱/新鰭亜綱/棘鰭上目/ダツ目/アドリアニクチス亜目/アドリアニクチス科/メダカ亜科/メダカ属/スメグマモルフ系/トウゴロイワシ亜系/メダカ種に分類される学名『O. latipes』です。地球が誕生して46億年。生命が誕生しておよそ40億年ですが、その生命の進化の末、ひとつの形として現在のめだかがあります。淡水にすみ、水の流れのゆるい場所を好む4cmほどに成長する魚で、ほんの昔まで、田んぼやその近くの水路、ため池など北海道を除く日本全国に住んでいましたが、2008年現在、水系、特に護岸整備が進み、田んぼと用水路の行き来が遮断され繁殖に適した場所を失い、その数は激減しています。そのため2003年には絶滅の危険が増大している種として、環境省レッドリストに掲載され、絶滅危惧2類に指定されました。

めだかってそんなにやばいの?

全国で個体数が激減していることは確かです。かつては全国どこの田んぼや用水路にいためだかですが、1999年の調査によれば、驚くなかれ北海道、東京都、福井県、山梨県、愛媛県、宮崎県の6県では分布を確認できず、また10ヶ所に満たない県が27にも上ったとされます。現在では、多少回復が見られるようになりましたが、その後の、間違った『保護』の名のもと、絶滅へ一歩一歩近づいていることは確かです。護岸整備が進み、産卵繁殖の場所が減ると共に、水を張らない休耕田が増え、大量の農薬散布により異常をきたし、外来のブラックバスやブルーギルに捕食され、多くの病気をもたらす『蚊』を減らす目的で移植されたカダヤシにたまごや稚魚を食べられと、減少の要因は数えればきりがありません。

めだかの特徴

めだかは水に住み、特によどんだ場所を好みます。水深が5cm以上あり、水草に隠れて眠り、明るいうちは群れをなし水面付近を泳ぎます。水温が15℃になると産卵し、沢山のたまごを産みます。めだかは汽水域でも生育できるほど対塩性が高く、昔は広い範囲で生息していました。体長が4cmほどまで成長し、自然下での寿命は1~2年、飼育下ではもっと生きます。

間違った『保護』ってどんなこと?

魚では良く聞かれると思います。川に失われた生態系を取り戻すため、稚魚を孵化させ川へ放流するイベントが。本来そこに住んでいた魚を使い、数を増やしていくのであればいいのですが、他の水系から捕ってきた魚を増やして解き放つことは、もともとそこに住んでいて数が少なくなった魚にとっては、絶滅への一歩なのです。どういうことかというと、それぞれの水系により、現在、大まかに6種のグループが確認されているめだかですが、6種になるため、水系ごとに隔離され、気候や水温、餌にするものなどの違いにより、特有の進化をして、それぞれが進化していきました。その水系ごとにもつ遺伝子の相違を遺伝子プールと呼びますが、この遺伝子プールは、気候や生育条件が大きく変動したとき自分達を変えて様々に適応していくための大事な可能性なのです。他の水系のめだかを移植することにより、この遺伝子プールが平均化され、適応の可能性を減らされているのです。平均化した生物は、大きな変動があったとき、絶滅を迎える場合が多いのです。また、大量放流されなくとも、保護熱が高まった現在、ビオトープや池で他の水系から捕獲してきためだかを増やし、雨水などの増水で川に流されていった場合でも、人為的といっても過言ではない遺伝子の雑交が起きてしまいます。

勘違いされるめだか

めだかと良く似た魚にカダヤシがいます。『蚊絶やし』とも書くようで、蚊の幼虫であるボウフラを食べる魚として、北アメリカから移植された経緯があります。このカダヤシ、めだかと住んでいる場所の好みが一緒で、めだかより適応範囲が広く、汚染にも良く耐え、繁殖力が高く、悪いことにめだかのたまごまで食べてしまうのです。形や色は良く似ていて、しりびれの長さで見た目は判断できるものの、めだかの産卵場所が少なくなる現在、産卵場所が不要な(カダヤシは仔魚を産みます)カダヤシは、めだかにとって脅威なのです。しかし、水の中で泳ぐ姿を眺めるだけでは、それが本当にめだかかカダヤシかわかりません。めだかが住んでいると思っていても、実はカダヤシだったという場合もあります。

また、多くの人が知る肌色のめだか、これは、ヒメダカといって、江戸時代?から飼育用に改良されてきた自然にはいないはずの品種なのです。日本古来のめだかは今では黒めだかと呼ばれ、体色はフナのように黒っぽく、地味なのです。フナが観賞用に金魚に変わったように、錦鯉は本来は野鯉だったようにめだかも観賞用に作り変えられ、今では光るめだかや透き通っためだかなど様々な品種が作り出されています。本来めだかは黒っぽいのです。その黒めだかが絶滅危惧種に指定されていることを認識してください。

引用・参照 - めだかといっしょに 、関連・参考 - メダカの飼い方について

【カブトムシ大型化研究室目次】

  1. カブトムシ大型化研究室トップ
  2. 掲示板
  3. 生命の神秘
    1. 遺伝子、突然変異、進化など
      1. インブリード(近親交配)をしよう
      2. 自然の選択・生物の大型化
      3. 進化
      4. 種の進化・分化
      5. 突然変異体の血の残し方・遺伝子の修復
      6. アウトブリード・クローン技術・突然変異
      7. DNAの塩基配列・細胞と遺伝子・デオキシリボース
      8. 現代の進化概論
    2. 他の生き物との比較など
    3. 分子レベルでの代謝やしくみなど
  4. 育成培地研究
    1. 発酵に関する研究
      1. EM菌(有用微生物群)について
      2. 発酵についての考察
      3. 衣裳ケースを使った発酵マット製造法
      4. マットの劣化
      5. 高温状態でのマット発酵・材の腐朽タイプ
      6. 腐朽菌・マットの微粒子化・小麦粉を使った発酵マット
      7. 発酵の条件
      8. 発酵とは・発酵の終息・異常発酵
      9. 共生生物・窒素不足・栄養としての微生物
      10. 幼虫のたんぱく源・微生物に関する知識
    2. 添加剤に関する研究
      1. より多く食べさせるために
      2. 添加物として使えそうなものの栄養組成
      3. 発酵マットの材料
    3. 菌糸に関する研究
  5. かぶとむし村計画
  6. おまけ
  7. サイトマップ

姉妹サイト