発酵マットの材料

カブトムシ大型化研究室育成培地研究> 添加剤に関する研究
材料 種類 入手価格 投入時期 備考 画像
発酵牛ふん 堆肥 20L \580 発酵前 できれば広葉樹やほだ木を使って発酵させたものが望ましい。
ホームセンターで入手可能。
牛や羊などの反芻動物は、セルロースを効率的に分解し、エネルギー源とすることからセルロース分解に優れた微生物もこれに含まれると思われる。
高温菌が含まれるので60℃前後の発酵熱でも菌が生き残り良好な結果が得られやすいかと。
マット 基礎 30L \600 発酵前 どこでも売っているほだ木マット。
小麦粉 添加剤 1kg \100 発酵前 発酵させグルタミン酸ナトリウムをつくるための安い素材。
スーパーで入手。
主に糖質からできている。
この糖質は微生物の栄養となり発酵が始まる。
鶏糞 堆肥 2.5L \238 発酵前 安いものは40kg\200くらいから
写真のは、ひよこの糞を使ったもの
ホームセンターで入手。
堆肥のなかでは比較的たんぱく質が多く含まれる。(いいかも)
土壌中では分解がはやい。(劣化がはやい)
牛糞でも代用可
発酵鶏糞
発酵促進剤
やり方次第で不必要
添加剤 500g \388 発酵前 発酵牛糞があれば必要ないかも。
ホームセンターで入手。
脂質の多い添加剤を使うときには促進剤を混ぜると、ダニの大量発生が防げる結果が出ている。
ごみ処理用なので、脂質消化菌のいいのが入っているのかも。
発酵促進剤
JT製腐葉土 基礎 20L \398 発酵前 落葉100%、でももう製造されてませんので買いだめを
ホームセンターで入手。
製品により発酵具合がまちまち。
すでに入手不可能。
JTは腐葉土製造をやめています。
腐葉土
オキアミ粉末
不必要
添加剤 750g入475円 発酵前 通常不要?(使用は発酵させてから)
主成分のキチンは熱帯魚の色揚げ効果有り。
消化吸収の悪い高分子キチンで存在するため、発酵させ低分子キチンにしてからが望ましいと思われる。
釣具屋さんで入手。
※菌糸は大量にキチンが含まれている。
匂いがすごい
苦情の嵐
たんぱく質は非常に豊富だと思われる。
脂質も多い。
オキアミ粉末
土ほっこり(バンブーパウダー) 堆肥 5L入580円 不明 通常不要ブルーヘラ作成のためのpH調整材に。pH7.4
バンブーパウダーからできた堆肥。
1/4ほど混合させる必要があるそうだ。
ホームセンターで入手。
マットのpHを変えてしまうため、マット中の微生物の構成が変わる可能性あり。
十分注意して使う必要がある。
バンブーパウダー
バンブーパウダー(寿産業) 基礎 70L\7000
70L\12000
発酵前 発酵前に混入させるのであれば安いほう、
発酵後なら高いカブト用。
pH調整に役立つものと思われる。(pH7.5~8.0
寿産業から通販。
http://www.kotobukisangyou.com/
竹の加工所で入手できるかも。
草系はpHが高いため、緩衝材として劣化防止が高いものと思われる。
みみずが作った土
不必要
堆肥 15L780円 不明 JT製腐葉土でドバミミズを養殖することにより不要(釣具屋さんで売ってあるシマミミズは不可)。
木質消化向きの有用バクテリアが豊富であると思われる。
ホームセンターで入手。

不要です、必要ありません。
繊維状のものが大量に含まれ、成分不明。
堆肥
片栗粉
不必要
添加剤 300g \130 発酵前・中 グルタミン酸の前段階のグルコースが主成分。
そのままで、幼虫の重要な栄養源になるはず。
スーパーで入手。
発酵前でなく、ある程度発酵させてからの投入がよいかも?
糖質なので、発酵させたいときにはこいつを加えると始まる。

使用前投入は危険!
低分子セルロースを主食とするいもむしたちには不必要。
主に、微生物への栄養と思ったほうがよい。
くるみの殻
通常不必要
添加剤 不明 赤カブトができるとの情報
スーパーで殻付を入手。
加工所で殻だけ分けてもらえるかも?
ごま
不必要
添加剤 130g \100 発酵前 くるみの殻が入手困難なため代用品として
スーパーで入手。
栄養価は植物性のもので最高である。
粉砕したときの油分が問題。
きっとダニがたくさん湧く。
落花生
不必要
添加剤 不明 実系でコストパフォーマンスに優れるか?!
スーパーで殻付を入手。
豊富な油分が問題。
きっとダニがたくさん湧く。
どんぐり 添加剤・基礎 \0 少量なら発酵後 拾ってくる。できればクヌギのどんぐりがいいと思う。
成長のための栄養価は高いと思われる。
山で入手。
主成分、糖質。
よく食べてでかくなる。
たんぱく質吸収阻害物質タンニンが微量に含まれるが、1%以下だと効果がほとんど現れないらしい。
マットと一緒に食べるのでタンニン含有量がクヌギクラス以下なら無問題。
かけらで入れたほうが、発酵が始まらずによい。
粉にするとマットと混ざって発酵が始まる場合がある。
薄皮をむいて投入が吉。
お米 添加剤 発酵後 あまり、大量にあげると発酵をはじめる。
下のほうに混ぜずに固めたほうが能率はいい。
食べられてかけらになったものが多くなったら交換かな?
主成分糖質、どんぐりより糖質の比率が高い。
でも、あんまり大きくなった気がしないw。
生はだめ。
炊いた後のにするか(熱化学反応後)、さらに熱して茶色くなったのをあげたほうがマット内微生物に食べられなくていいかも。
生ゼリー 生餌 直接摂取 飼育中に直接摂取させる。
いろんなところで入手可能。
成分を調べて効果成分のみ与えたほうが良いかも
高たんぱく物高カロリーがいい?!
マットの劣化が激しいため、一度溶かして煮詰めるか、ゼラチンを添加して水分の割合を減らしたほうがいいかも。
バナナ 生餌 直接摂取 スーパーで入手。
消化しやすい糖質の摂取源として使えるかも。
試したことはないw。
ドバミミズ
消化器官内微生物が同一でない可能性が大きいため
不必要
同居人 \0 不明 意外といけるかも?!
入手、養殖結果しだい。
蛹化前のマットには厳禁。
マットを急激に劣化させるため止めたほうがよい。
鯉の餌 添加剤 発酵前 たんぱく質は非常に高い。
ペットフードの中では、脂肪分が少ないと思われる。
マット中の水分で解け、発酵が始まる。
発酵に使うほうがよいかも。
ドックフード
通常不必要
肉食の場合は有用かも
生餌 直接摂取 脂肪分多いため鯉の餌のほうが良いと思われる。
鯉の餌よりコストが安い。
味の素 添加剤 1kg \448 発酵後 主成分グルタミン酸ナトリウムを直接マットに混入。
発酵不要の簡単添加剤。
スーパーで入手。
入れすぎると発酵を起こしたり、かびの巣窟になる可能性あり。
直接吸収されてアミノ酸として活用されるか、消化器官内微生物に有効に作用するか不明。
だしの素 添加剤 1kg \398 発酵後 必須アミノ酸である5'-イノシン酸が主成分。
発酵不要の簡単添加剤。
スーパーで入手。
というか、糖質もかなり含まれるため投入すると発酵が始まる。
発酵中、酢酸が発生するため甘酸っぱい良い匂いがする。
しいたけうまみ成分であるグアニル酸も含まれるため、喰いの良いマットができそう。
砂糖が入っているため使用に疑問。
納豆、わら 添加剤 発酵前 混入の目的は栄養の添加ではなく、発酵のための有用菌の添加である。
納豆菌(バチルス・ナットー)、枯草菌(バチルス・スブチルス)を混入することにより、良好な発酵が得られるものと思われる。
詳細は下記参照。
みそ
おそらく不必要
添加剤 発酵前 混入の目的は栄養の添加ではなく、発酵のための有用菌の添加である。
下記参照。
大量添加は塩分注意。
大豆・大豆粉末(きなこ)
不明
いまのところ不必要と判断
添加剤 1kg \288 発酵前 主成分はアミノ酸生成に必要な動物性たんぱく質に酷似
小麦粉より、はるかに栄養価は高いと思われる。
ゆでた大豆をそのまま喰わせるか、粉末を発酵マットに添加するか。
納豆 添加剤 直接摂取 消化しにくいが、栄養満点の大豆を納豆菌により消化し易くしたもの。
直接投入か?!
たんぱく質の吸収がよいかも。
腐りやすいため効果不明。
ゼライス(ゼラチンパウダー) 凝固剤 30g \178 100gあたりエネルギー360kcal、たんぱく質92g、脂質0g、炭水化物0g、ナトリウム300mg、食塩相当量760mg。
高たんぱく質、脂質、糖質ゼロの理想の摂取物であるが、高い・・高すぎ。
ゼラチンを高濃度で使って、ゼリーかそれに類する直接摂取物を試作予定。
アミノ酸のひとつトリプトファンをまったく持たない為、補助として使うべきものである。
直接吸収されるたんぱく質を多く含む。
家畜用脱脂大豆
入手不能
添加剤 おそらく、もっともコストに優れ(流通価格1kg64円)、大きくする為の優れた栄養バランスをもった素材
高たんぱく質、低脂肪、アミノ酸含有量抜群
しかし・・・・、入手先がわからない。
大豆を蒸して大豆油を搾り取ったもの。
家畜用は大豆の持つ栄養阻害物質を熱変性させているため使い方次第ではそこいらの市販マットとは比べ物にならない成長が期待できるものと思われる。
直接吸収できるかなりのアミノ酸を含んでいる為、これさえあれば発酵度合いや微生物なんか関係ないような気がする。
加水して穏やかな発酵しかおこさないなら、そのままマット代わりに脱脂大豆を使い直接投入したい。
菌床などおそらく話にならないレベルであるとおもわれる。
激しい発酵をおこすのであれば、発酵させてからの投入でも十分期待ができる。
マットを混ぜる必要はこれぽっちもないと思う。
だれか~。
入手できる人、もしくは入手先を知ってる人教えて~。
凍り豆腐
不必要
そのまま与えてよく食べる。???
よく食べる固体とまったく食べない個体がいる。
高たんぱく、高脂肪食品。
肥満が気になる。
注意!ダニがわく!すごい数!!!
注意しないとすぐに腐敗。
脱脂粉乳
不必要?
270g \298 高たんぱく、低脂肪、高糖質。
菌糸の栄養組成にたんぱく質を追加したような栄養を持つ。
しかし、乳製品は消化吸収できるかが不明。
乳酸菌が増えると危険なのでやめたほうがいいかも。
プロテイン(大豆抽出たんぱく質) 300g \980 高すぎ!
でも栄養満点。
人が食べておいしくないので幼虫が食べるかどうかは不明。
発酵に使うという手もある。
あげるのなら、直接だがおいしくないためどうかと思う。
ゴンゴン 防虫 べつだん、マットに混ぜ込んだりはしない。(笑
飼育場所のダニ退治に何個か容器の近くに置いときます。
防虫剤
ダニシート 防虫 これも、マットには混ぜません。
飼育容器からの侵略、容器への侵入を防ぎます。
結構効きます。
ダニだらけのマットを入れた容器の蓋にはさむとぴたりとダニの流出が防げます。
が、幼虫へも直接だと効きます。
こいつをかじった幼虫はちぢんでました。
やばいかも。
ダニキラーより安くて効果絶大。
気になるなら容器の下に敷くという手もある。
有効期間2ヶ月。
防ダニシート
ミルサー(粉砕機) 粉砕機 8000円 材料を叩いて壊す機械です。
ミキサーのように材料を切断するのではありませんが、微細粉末を作れます。
ミルサーミルサー
消毒用エタノール 消毒 820円 販売されているものはかなりいいかげんな濃度でした。
70%エタノールが一番殺菌力が高いといわれています。
かびの胞子には効きません。
細菌類を主にやっつけます。
簡易消毒に使います。

オスバン溶液のほうが、殺菌力が高くかびの胞子にも効きますのでお勧めです。

火炎滅菌用に無水エタノールを用意してもいいかもしれません。
エタノールに器具を漬けたのち、取り出して火をつけます。
熱いので注意してください。
エタノール
逆性せっけん 消毒 昔、使っていたのを思い出し、オスバンを購入しました。
かびの胞子にも効きます。
これがあれば、エタノールは火炎滅菌専用に使います。
逆性石鹸

肥料は使えるかどうか

修正

牛糞、鶏糞を投入する場合には、怪しい雑菌及び生物がいる場合があるので発酵中の熱で消毒?するためにも発酵前に投入することが望ましいと思われる。
怪しい、雑菌及び生物がいる可能性があるので、発酵前後どちらにも加えたい。
特に牛糞は発酵させずに生が入手できれば、そいつも後から入れたほうがたぶんいい。
セルロース分解に一役買ってくれる何かがいそうな気がする。
湯気がでるくらい新鮮だとなおいいかも(笑。

発酵済の糞なら鶏糞のほうがたんぱく質が多いためこっちをえらぶかな?

ダニ類、コバエ類は発酵初期熱(60-70℃)によって退治することができる。
ダニは60℃30minで死滅する。
コバエ及びコバエの卵は不明。
ガス給湯器で高温水を入れたお風呂にマットを入れて蓋をしておくと60℃くらいになってダニは死んでくれる。
しかし、高温菌しか生き残っていないのですぐにマットを使う場合は注意。(微生物投入の必要あり)

なるべく大きな容器で一度に大量に製作したほうが発酵熱が保たれ良好な発酵が得られるはず。
そのため、理想の容器は巨大なごみ箱(90L)とかベランダコンテナ(120L)等が望ましい。
と思っていたが、発酵は浅くて広い容器で攪拌を十分にし、完全な好気性状態でおこなうほうがいまではいいと思われる。

発酵初期温度などはあんまり気にせず、春先あたりから日のあたるところで、冬でも長期間放置で十分発酵というか微生物活動をおこなわせることが大事だろう。
でも発酵牛糞を入れるのであれば高温が望ましい。
でも、発酵は必要ではないんだろうかと思ったりもして・・・。
まあ、適当に逝こ~~~(笑。

自作マットは1Lあたり\40くらいまでが手軽なため、余りにも高価な投入物は控えたい。

発酵前に添加するものは粉末状、発酵後の直接摂取は固形のものが理想的。
2004.01.28

なま牛糞は入れなくても良し。
セルロース分解の程度が重要だと思う今日この頃。
発酵はセルロース分解菌の活動しやすい高温がよい。
2004.07.27追加・修正

【カブトムシ大型化研究室目次】

  1. カブトムシ大型化研究室トップ
  2. 掲示板
  3. 生命の神秘
    1. 遺伝子、突然変異、進化など
      1. インブリード(近親交配)をしよう
      2. 自然の選択・生物の大型化
      3. 進化
      4. 種の進化・分化
      5. 突然変異体の血の残し方・遺伝子の修復
      6. アウトブリード・クローン技術・突然変異
      7. DNAの塩基配列・細胞と遺伝子・デオキシリボース
      8. 現代の進化概論
    2. 他の生き物との比較など
    3. 分子レベルでの代謝やしくみなど
  4. 育成培地研究
    1. 発酵に関する研究
      1. EM菌(有用微生物群)について
      2. 発酵についての考察
      3. 衣裳ケースを使った発酵マット製造法
      4. マットの劣化
      5. 高温状態でのマット発酵・材の腐朽タイプ
      6. 腐朽菌・マットの微粒子化・小麦粉を使った発酵マット
      7. 発酵の条件
      8. 発酵とは・発酵の終息・異常発酵
      9. 共生生物・窒素不足・栄養としての微生物
      10. 幼虫のたんぱく源・微生物に関する知識
    2. 添加剤に関する研究
      1. より多く食べさせるために
      2. 添加物として使えそうなものの栄養組成
      3. 発酵マットの材料
    3. 菌糸に関する研究
  5. かぶとむし村計画
  6. おまけ
  7. サイトマップ

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